消えるボールペン

2016年3月2日に開催された総務委員会での話題から書いたBlogです


 新入社員の労働意識を調査し、毎年その傾向を変わった視点で表現する日本生産性本部
が、2015年度の調査結果を発表しています。
 ご存知の方も多いと思うのですが、その特徴とタイプを『消せるボールペン型』と表現しました。


 ※日本生産性本部のプレスリリースページはこちら


 同本部のページを読み進めていくと、その表現の所以に関して以下のような記載があります。

見かけはありきたりなボールペンだが、その機能は大きく異なっている。見かけだけで判断して、書き直しができる機能(変化に対応できる柔軟性)を活用しなければもったいない。ただ注意も必要。不用意に熱を入れる(熱血指導する)と、色(個性)が消えてしまったり、使い勝手の良さから酷使しすぎると、インクが切れてしまう(離職してしまう)。



 なるほどと思う部分がある反面、青年会議所という場所においては、良くあることなのではないかと感じた。


 積極的な変化の創造のために、単年度で組織を入れ替える青年会議所の仕組みは、組織として熱量を落とさずに運動/活動が継続できる強みとなっています。
 しかし、会員個人の視点で考えると、準備段階を含めて一年以上の期間に渡って、役を受けて下さるので、なかには色を消してしまいそうになったり、インクを切らしてしまいそうになることもあります。


 ただ、青年会議所会員には、色を消したりインクを切らすことをしない人が多いと思うのです。私が感じている青年会議所会員のスゴイところは、自分が燃焼したあとには、必ず誰かのフォローに回るということです。
 自分が経験して、大変だったらからこそ、当該年度の人の気持ちを想像して協力する。一方で「ちゃんとやっていない!」と感じたら、きちっとフィードバックをする。


 このような素晴らしい関係性が年度ごとに成立していくので、組織が続いていくのだと思います。今年度を見ても、前年の委員長経験者が、当年の委員長を支えてくれています。とてもありがたく思う次第です。
 49年目の挑戦をしている私たちは、その成果を50年により良い状態でバトンタッチできるよう、与えられた時間を有効活用してきたいと、心を新たにした日でした。



Facebook Comments